明治大学リバティアカデミーへの本会寄付講座として河本英雄株式会社ユーハイム代表取締役社長（商学部卒）が「マーケティングに勝つクリエーション～再生し続けるブランド～」と題して駿河台のグローバルホールで160人の聴講生に講演していただいた。

2019年の創業100周年を迎える同社は、ドイツ人カール・ユーハイム氏が捕虜ということで日本に連行され横浜でスタートするが、関東大震災で神戸に移ったことで、今日の隆盛の礎を築き上げたという。バウムクーヘンや神戸牛のミートパイなどで知られるその輝かしい歴史と、3代目社長である河本氏の〝今〟を積極的に先取りした企画力と経営法は興味深いものでした。

「100％プロパーを育てる人づくり」、「創業者のレシピを忠実に受け継ぐために機械も全て社内で造っている」、そして、「モノ消費からコト消費のコンセプトでユーハイムちゃんという但馬牛を〝新入社員〟にした」などとスイーツのトップブランドならでは意外性に富んだ逸話がいっぱい。バウムクーヘンの試食品も提供いただき、ごちそうさまでした。